FX で大儲けたしたという話はたまに耳にするが、大損したという話は昔から枚挙にいとまない。昔といっても、 FX が認知され始めたのは 2000 年前後から。まだ 20 年も経っていない。山一證券、長銀などが破綻する一方、F X業界が台頭し始めたのが20年前である。

FX で失敗するパターンとして第一に挙げられるのは、値ごろ感とナンピンである。

値ごろ感とナンピン
値ごろ感とナンピン

FX 初心者は、上がっている、上がり続ける、反対に下がってる、下がり続ける相場に乗りづらい。

例えば、ドル円相場が熱いとか、上昇に関するニュースで世間が騒ぎ始めると、初心者は、その報道に関心を示し、 FX 、ドル円を買ってみようと思う。しかし底値からある程度上昇し、高くなってしまっているドル円を初心者は中々買えない。

そこで、押し目と言われる、一旦下落した局面を待ち始めるのだ。少しでも安くなったドル円に初心者は飛びついてドル買いを仕込む。

これが悪夢の始まりなのだ。

 

 

ドル買いをした後、順調に上がっていけば全く問題ない。しかし、相場はそんなに甘くない。初心者に平気で牙を向くが相場なのだ。

買ってから一度もプラスになることなく、無情にもドル円は下落。そして初心者は買い平均を下げようと思い、またドル買いを行う。これが所謂ナンピンだ。

最近のトルコリラ円は、下落局面ながら全く同じことが繰り返されている。

価格が下がり、もうそろそろ底だろうという、何の根拠もない値ごろ感が生まれ、高金利に魅了され、買い始める初心者が実に多い。しかし、下げ止まらないから、また安くなった水準でナンピン。下がってナンピンを繰り返している。

多くの初心者が大きな勘違いをしている。それはナンピンのやり方だ。下がり続けている相場で、同じ枚数をナンピンし続けても、平均値はさほど下がらない。

<ナンピン比較>

1、現在29円として、33円からトルコリラ円を2円ごとに10枚ずつナンピンしたとすると、

33円10枚
31円10枚
29円10枚
平均値は31円
含み損40万円

2、これを倍ナンピンしたとすると、

33円10枚 330
31円20枚 620
29円30枚 870
平均値は30.33円
含み損79.8万円

3、損切りを交えナンピンしたとすると、

33円10枚買い

しかし、
31円で33円を損切りして、31円で10枚買い
29円でまた損切りして、29円で20枚買い
この時点で40万円の損失確定するが含み損無し

どのナンピンが最終的に利益に繋がりやすいか、答えは…相場次第、本人次第なので、誰も分からない。これが答えだ。

1は明らかに、平均値がさほど下がらないことが分かる。

ナンピン手法でこれが正しいという答えは無いのだ。なぜなら、投資家自身の性格、投資期間、心理状態、懐状態がみんな異なるから。

相場が戻ればみんな助かる。しかし、みんな助からないのも相場。

戻ってしまえば、1、3も結果は同じ。もちろん2は枚数を持つだけ利益が上がる。しかし、過程が異なる。

お金もそうだが、心理的に潰れるのが、1と2。ナンピンを多用してF Xで長生きする、利益を上げるには3ができるようにならないと。

1、2で一回助かったとしても、同じことを繰り返すと、助からない相場や局面に必ず遭遇する。1、2のナンピンで成功するには資金管理が最も大切。常に最悪を想定してトレードすることに尽きる。それか、ナンピンをやらないか。

下手なナンピン、スカンピン下手にナンピンを繰り返すと、スッカラカンになるという相場格言です。ナンピンを繰り返し、FXをやめた、やめざるを得なかった投資家は大勢いる。

同じように分割するなら、積み立て型方式で、同じ値幅ごとや、毎月など定期的に買いを仕込み、3年~5年継続するスタンスで考えたい。すぐに結果を求めない積み立て型のほうが心理的にも楽だ。

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