FXを始めて間もない投資家はみんな初心者です。
しかし、FXを何年も続けているのに、自分は初心者と思っている人達が実は非常に多いのです。

エフプロが以前勤務していたFX会社で、お客様限定のアンケートを実施したことがありました。対象は全顧客です。その質問項目に、あなたはFXの初心者だと思いますか?というものがありました。自分は初心者だと思うと回答した方がどのくらい居たと思いますか?

30%?

50%?

70%?

90%?

答えは90%でした。

これにはさすがに驚いた記憶があります。

回答者が何人だったかを覚えていませんが、90%以上が自分はFX初心者だと思うと回答したのです。

なぜそう思うのかという回答は、想像通り、「利益を上げていないから」というのがダントツの一番でした。

つまり、負けている間はみんなFX初心者。そして、利益を上げれば、FX初心者ではないというのが大方の見方なのです。

エフプロが思うに、FXを1年以上継続できていればみんなもう初心者ではありません。しかし、トレードしている人達のほとんどは、何年経験があっても、負け続けている限り自分を初心者だと思っている。不思議なものです。

では、FXを始めた方々は一体全体、どんなトレードをして初心者のまま続くと思いますか?

FXを始める⇒みんな最初は初心者

初心者⇒暫くトレードする⇒初心者のまま

初心者⇒暫くトレードする⇒初心者ではなくなる

初心者⇒暫くトレードする⇒やめる

この分岐点を探る上で、FX初心者と思い続ける方がどんなトレードをしているかご紹介します。FXを始める方のほとんどは、下記3つのパターンでトレードを実行されます。

1、為替差益を狙った中長期トレード
2、スワップポイントを狙ったトレード
3、どっちも

ちなみに、エフプロが初心者にお勧めするのは、最初から短期での為替差益を狙ったトレードです。

なぜなら、何でもそうなのですが、初心者に足りないのは「経験」だからです。

短期トレードで十分な「経験」を積んでから、中長期トレードなり、スワップを狙ったトレードを行うべきなのです。

野球に例えると、ヒットの延長がホームランと同じ。

多くのサイトや書籍は、初心者こそ「中長期トレード」、「大きな値幅を狙ったトレード」、「スワップポイントを狙ったトレード」を勧めています。でも、実際に始めると、色々な問題に遭遇し、初心者は初心者のままの状態が長く続いてしまう。

FX会社に居たからこそ分かるのですが、「中長期トレード」、「大きな値幅を狙ったトレード」、「スワップポイントを狙ったトレード」はどれも成功しません。ホームランを狙った投資家は長くは続かないのです。

アンケート結果がそれを物語っています。

FX初心者
FX初心者

 

「茹でカエル」という言葉をご存知でしょうか?

熱いお湯にカエルを入れると驚いて飛び跳ねる。 ところが水にいれ、徐々に熱していくと、その水温に慣れてしまう。 そして熱湯になったときには、もはや飛び上がる力を失い、死んでしまうという状態を指した言葉です。

FXを始めて、現在もトレードしている投資家の多くが「茹でカエル」状態です。

中長期トレード、スワップを狙ったトレードで「損失」に慣れてしまい、そこから脱出しようとする力も、資金も続かなくなり、やがてはポジションを維持するだけで精一杯という方が本当に多くなります。

茹でカエルにならない方法は、下記3つを守ることです。初心者が初心者から脱出する方法です。まずはこれらを徹底してください。これができれば、初心者から早々に卒業ができます。

1、資金管理を徹底した短期トレード。FX会社に20万円~30万円以上の資金を入れない。

2、積み立て型を徹底。スワップポイントを狙う場合は、5回以上に分けて買う。

3、両建ては絶対にしない。

1、資金管理を徹底した短期トレードFX初心者

FX初心者

多くのサイトや書籍において、FXで成功するためには「損切りが最も大事」と解説するものがほとんどです。これは間違い無く正しいです。しかし、最初から損切りをできる投資家はほとんど居ません。したくても出来ないのです。分かっていても出来ないのです。それが損切りです。

ではなぜ出来ないか?

答えは2つです。

A:損切りに慣れていないから。

B:含み損が大きくなり過ぎ、実際に損切りすると、額が大き過ぎるから。

例えば、1ドル118円のときに、10万ドルのドルロングを持ったとします。これを105円まで保有していると、13円の損失です。金額で言うと、130万円です。この損切りを初心者にやりましょうと言っても、出来る人は少ないでしょう。

みんなどう思うかと言うと、保有し続ければ、いつか戻るだろうと考えるわけです。

初心者になればなるほど、118円から105円に至るまで、何が起こり、なぜそうなったかは分かりません。たまにしかトレードをしないから、そうなって当たり前です。たまにしかやらないから、1回の失敗が命取りになりかねない。多くの初心者は、118円のポジションを維持するため、資金を追加し、耐え続けます。

お金に余裕のある投資家は、118円から105円に至る過程で、十中八九「ナンピン」して買い値平均を下げようとします。こうなると、下げ続けると損失が瞬く間に拡大します。こうなったら、もう塩漬け状態です。あとはこの状態をいかに維持するかという、懐勝負になります。これが多くの投資家がいう資金管理です。

資金管理=ポジションを維持する

と考える投資家が多いですが、これは大間違い。

FX会社に最初から多くの資金を入れるから、こうなるケースが多くなります。買うと下がる、下がるからまた買う、また下がるから買う。

こうならないためにも、FX会社に口座を開設したら、入金を20万円~30万円に押さえるという資金管理を徹底するのです。20万円入れて、ドル円のトレードをやろうと思っても、4万ドルか5万ドルしかトレードできません。

初心者は1万通貨~5万通貨で徹底的に短期トレードで「経験」を積む、場数を踏むのです。短期トレードであれば、売り買いする判断回数が必然的に増えます。

この経験や場数が、やがて数百万円、数千万円、数億円に変わっていくのです。

最初入れた20万円、30万円が無くなったら、また入れるか入れないか、続けるか、続けないかを考えるのです。考えるという冷却期間が投資家として成長させてくれます。

最初投入した資金が減らない、無くならないように、どんなトレードをしたらいいかを考えると、答えは必然的に決まってきます。それが含み損を抱えない。損切りを徹底するトレードです。

この損切り方法を少ない資金で短期トレードを繰り返しながら、慣れて覚えるのです。20万円、30万円ぐらいであれば、傷は浅いです。

しかし、資金を減らしたくない、無くしたくないと思いながらトレードしてても、資金は無くなります。初心者だから仕方ありません。

高い勉強料を払ったと思い諦めるか、ここからスタートと思い、真剣に取り組むか。人は痛い目に合わないと、なかなか新しいことが身につかないもの。

だから、最初入れる資金を少なくしておいて、判断する分岐点、最初の出口を最初から設定しておくのです。

2、積み立て型を徹底

FX初心者
FX初心者

スワップポイントが高い通貨の金利がなぜ高いか?簡単に言ってしまえば、国として発展途上だからです。国力が脆弱だから金利が高いのです。

最近人気のトルコリラ円、メキシコペソ円、ランド円、どれも先進国でありません。だから、最初からスワップポイントが高い通貨は下がると思って取引したほうがいいというわけです。

スワップを狙ったトレードを行うのあれば、積み立て型を徹底します。

例えば、3円~5円下がったら買う、また同じ値幅下がったら買う、あるいは、1ヶ月か3ヵ月毎にという積み立て型方式で買い下がっていくのです。

多くの投資家は最初からこうしようと思い、FXを始める方が多いのですが、実際にはこうしたトレードができない。なぜだと思いますか?

それは、損失を抱え、冷静な判断ができなくなるからです。

最初から大量に買うから、損失が一気に膨らむ。

FX会社に余分なお金を入れておくから、余計な買い増しで泥沼化する。

底値を付けたという恐怖観念に捉われてしまい、下がったら買いを繰り返してしまう。

3年から5年というスパンで積み立て、後は何もしない。これを自身の投下できる資金から逆算して1回の積み立て額を設定するのです。

3、両建てしない

両建てした時点であなたのFX人生はほぼ終わりです。

FX初心者は中長期スタンスでトレードしようとする人達が多いと言いました。だから仕掛けてから、大きな損失をどうしても抱えやすくなる。損失が大きくなると、人は不安になり、色々な人達、会社の相場展望を読みまくる。そうなると不安がさらに大きくなり、その不安から逃れるために、両建てして損失が増えないようにする。

そして、安心した投資家は、またトレードして含み損を抱えて両建てする。しまいには両建てポジションばかりになる。こうなったらもう終わりです。

両建ては戦法として有効な場合はもちろんあります。しかし初心者はそれを使いこなすのは所詮無理です。

例えば、レンジ相場のとき、中途半端なときに買ってしまい、それを維持しながら売りポジションを持ち、レンジ下限で売りポジションを手仕舞い、上がったら買いポジションも手仕舞う。

これは戦略としては大アリです。しかし、レンジ相場はいつかトレンドフォロー相場に切り替わります。この時期、値動きを初心者が理解するには無理があります。

ドル円は所詮80円ぐらいから125円ぐらいのレンジ相場と言ってしまえばそうなのですが、その損失に精神的に耐えられるか。耐えられないから多くの初心者が悩んでいるのです。

FX初心者は以上3点を守ってみてください。1年から2年で初心者でなく、勝者としてFXトレードをあなたは行っていると思います。