FXは証拠金取引(保証金取引)です。そんなの百も承知!レバレッジが効いているからFXを始める、始めているという方が殆どだと思います。しかし、FXの基本的な仕組みは分かっているはずなのに、証拠金取引を現物取引同様の資金・リスク管理で行っている投資家が実に多いのです。

証拠金取引は、現物取引とは異なりますので、現物取引と同じようなトレードをしていては必ずと言って良いほど失敗します。

東京都港区愛宕にある海抜26メートルの小丘、愛宕山の散策するのと、富士山へ登山に出掛けるのでは、準備や心構えなどが全く異なります。

現物取引と証拠金取引、2つの取引の違いを理解した上で、資金・リスク管理をしっかり行えば、FX投資で儲けやすくなりますので、きっちり基本を押さえましょう。

現物取引とは?

現物取引は一般的な売り買いの取引です。

セブンイレブンに出掛け、アイスを購入する。トヨペットでクラウンを購入する。メルカリでゴルフのアイアンセットを売る。証券会社で株式会社スタートトゥデイ(ZOZO)の株式を購入、売却する。銀行で米ドルを購入し、預金を米ドルで行う。これらはすべて現物取引です。

お金を支払い、モノを得る、反対に、モノを売って、お金を得るという、ごく普通の取引が現物取引です。安く買って高く売る!これが現物取引の基本ではないでしょうか。

証拠金取引とは?

証拠金取引とは、取引の際に必要な証拠金をFX会社や証券会社に預け入れ、元手以上の売り買いをする取引を言います。例えば、FX、株式の信用取引、日経225先物取引、商品先物取引、CFD、仮想通貨取引などが証拠金取引になります。

FXであれば、個人で25倍、法人で約50倍(通貨やボラティリティで変動)の取引が可能です。

また、株式の信用取引も証拠金取引です。現金や株式を担保(証拠金)にして証券会社からお金を借りて、株式を売買する取引になります。最大担保として預け入れた金額の約3倍までの株式取引が可能となっています。

信用取引であれば、証券会社から借りた株を空売りすることができ、株式下落局面においても利益を追求できます。しかし、信用取引の場合、株や資金を借りて取引を行うため、手数料に加えて、金利や貸株料を支払う必要があります。また、一部には返済期限さえもあります。

FXは差金決済取引

証拠金取引であるFXは、「差金決済取引」という仕組みで取引が成立します。

株式の信用取引のように株式を担保にお金を借りる取引ではありません。だから、株式の信用取引みたいに金利や貸株料が発生することもありません。信用取引も証拠金取引ですが、差金決済取引ではありませんので、差額だけをやり取りすることにはなりません。

スワップ金利があるから、中にはFXもお金を借りていると勘違いされる方もおられると思いますが、FXの場合は、お金の貸し借りの金利ではなく、通貨交換時に発生する金利をいいます。だから、金利の高い通貨をロング(買う)にすると、金利が貰え、反対に金利が高い通貨をショート(売る)にすると、スワップポイントの支払いが生じます。

差金決済取引は、直接の現金の受け渡しを行わずに反対売買による差金(値幅×取引量)で取引を成立させるというものです。FX会社に預け入れた証拠金の増減で取引が完結するわけです。モノを売買すると、代金の支払い、受け取りが発生しますが、証拠金を預託すれば、売り買いの差額だけ(利益額と損失額)のやり取りでオッケーというのが差金決済取引です。

FXは、差額だけのやり取りになるため、買い売りどちらでも利益を追求できるわけです。だから、高い、安いは関係なく、上がると思えば、ロング、下がると思えば、ポジションをショートにします。

先物取引とは?

FX=先物取引と勘違いしている方も多いと思いますが、実は違います。先物取引もFX同様の証拠金取引なのですが、決定的な違いがあります。それは決済期限です。FXには決済期限がありません。厳密に言うとあるのですが、投資家はそれを気にする必要が全くありません。

先物取引は、未来の決められた日時に現在の決められた価格で売買をする取引です。現時点では、売買の価格や数量などを約束だけしておいて、将来の約束の日が来た時点で売買を行います。先物取引もFXと同様に差金決済取引です。

FXは現物取引ではないがゆえに・・・

外貨預金や現物株式取引であれば、購入時期やタイミングを間違えたとしても、「待つ」という判断ができる資産運用です。

最悪、通貨が無くなる、会社が倒産しない限り、待っていればいずれプラスになるかもしれない。良い例が30年ほど前に上場したNTT株です。

今から遡ること約30年前、1987年に上場したNTT株で成功した投資家が溢れかえりました。NTT株は上場翌日の引け間際にようやくついた初値(上場後初めて付く株価)をつけ、売り出し価格119万7000円を約40万円上回る160万円を記録しました。

同株は売出価格から2.6倍、初値から2倍へ上昇し、10月に大暴落しました。米国の株価が急落したブラックマンデーが、NTT株暴落のきっかけとなったわけです。

NTT株は数回の株式分割を得てようやく株価だけを見ると、売出価格(公募価格)と同等の価格になりました。30年も待っていることができるのが現物取引です。

しかし、FXは異なります。レバレッジを効かせた証拠金取引ですので、「待つ」にも限界があります。待つことによって、含み損が膨れ上がり、保有ポジションを維持する資金がショートし、待ちたいけど、資金的に待てない状態に陥りやすいのがFXです。多くのFX投資家が、現物取引と同様に待つという投資行動を決断し、結果的に資金がショートして、大きな損失を被るケースが後を絶ちません。

まとめ

だから、FXは現物取引でありがちな「待つ」という選択肢を捨て、切る、損を切り捨てるという「損切り」を習慣付ける必要があります。損切りで資金を守り、リスクを損切りでコントロールする。これを覚えない限り、FX投資は失敗に終わる可能性が高いということを強く認識してください。

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